たとえば一例を挙げますと、
夫は現在、老齢基礎年金(約80万円)と老齢厚生年金(約150万円)、加給年金(約29万円)を受給しています。妻は、今年65歳になり、老齢基礎年金(約50万円)を受給し始めます。妻が年金を受給し始めると夫の年金の額が減ると言う話がありますが・・・
◆妻が65歳になると夫の年金は…
妻が65歳になると加給年金が支給停止になります。なぜなら、加給年金は、老齢厚生年金の受給者が収入のない妻や子(18歳未満)を扶養している場合に支給されるものですが、妻65歳になると、老齢基礎年金という収入を得ることになるので加給年金は必要ないというわけです。
◆夫婦の年金収入は増加
妻の加給年金は支給停止になりますが、それ以外の年金は変わりなく支給されます。妻の年金は老齢基礎年金に振替加算(約15万円)が上乗せされて支給されます。
よって、夫の年金額は減りますが、奥様の年金と合わせると夫婦の年金収入は増えることになります。
※此で安心ですね。