老後の大きな問題といえば年金です。定年を迎えるのは60才で、年金の受給が始まるのは65才。受給開始年齢を繰り上げることも可能ですが(結構同僚で定年前に、こういうことを言われる方がいるのですが、結局定年を迎えると皆再雇用を選択しています)
1年早めるごとに受給額が0.5%ずつ減額してしまいます。
※最高5年間の繰り上げが可能ですが、当初の年金額の30%減になります。
一例を挙げると、専業主婦のA子さん(56才)は、こんな不安を抱えているようです。
「夫の会社は60才で定年。夫婦で年金を65才まで我慢した場合、収入のない“空白の5年間”ができてしまいます。どうしたらいいでしょうか」
答えは、夫に65才までフルタイムで再雇用してもらい、働いてもらうことがベストな選択肢だという事です。
『高年齢者雇用安定法』が改正され、サラリーマンのかたが定年後も同じ会社で働きたいと希望した場合、再雇用などで65才まで働けるようになりました。
●再雇用された人の大半は給料が下がりますが、こんな特典もあります。
「定年後に再雇用された人の給料をちょっぴりアップさせる『高年齢雇用継続給付』という制度があります。これは、月給が、60才直前と比べて75%までなら、雇用保険から追加で給付金が支給されるという仕組み。最大で月給の15%が支給されます」
※私の会社の同僚の例ですが、フルタイムですと,約4万5千円支給されています(これは失業保険から支給される物で、会社からではありません)給料の他にこの手当は大きいですよ!
この制度を利用するには、会社、または本人がハローワークで申請手続きをしなければなりません。中小企業は制度自体を知らないケースもあるので、気をつけておきたいですね。
※厳密にいうと、厚生年金の受給開始年齢は現在、60才→65才へと段階的に引き上げられている過渡期。男性2021年から受給開始年齢すべての方が65才となります。
65才まで、フルタイムで働ける体力、気力の維持に気を配りましょう。